
太宰府天満宮へ行ったら、つい食べたくなるのが「梅ヶ枝餅」。参道を歩くと、あちこちのお店から香ばしい匂いがしてきて、思わず立ち寄りたくなるんです。
よく聞かれるのが「どこが元祖なの?」という疑問。でも実は、今では『元祖』を名乗るお店は存在しないんです。ちょっと意外ですよね。
なぜ『元祖』が消えたの?
昔はお店ごとに「うちこそ本家!」「いや元祖はうち!」とアピール合戦が続いていました。その結果、お客さんが混乱してしまい…組合が話し合い、「元祖」「本家」などの表記を全部なくそうというルールが決まったんです。
| 昔の状況 | 現在の状況 |
|---|---|
| 50軒近くのお店が「元祖」や「本家」を名乗っていた | すべてのお店が「太宰府名物」として統一 |
| お客さんがどこが本当かわからず混乱 | 安心してどのお店でも購入できる |
梅ヶ枝餅のはじまりは道真公の物語
「元祖」を探すなら、お店ではなく物語の中にあります。舞台は平安時代。左遷された菅原道真公を気遣った老婆・浄妙尼が、お餅を差し入れたことが始まりだと言われています。
道真公が亡くなった際、その餅を梅の枝に刺して供えたことから「梅ヶ枝餅」という名前になったそうです。梅の実は入っていないので、初めて食べる人はちょっとびっくりするかもしれません。
毎月だけの特別な梅ヶ枝餅
実は、毎月決まった日にしか食べられない特別バージョンもあるんです。
| 日付 | 特別な梅ヶ枝餅 | 特徴 |
|---|---|---|
| 毎月25日(天神様の日) | よもぎ入り | 爽やかな香りとあんこの相性が抜群 |
| 毎月17日(きゅーはくの日) | 古代米入り | ほんのり紫色、プチプチ食感 |
どのお店を選ぶ?味の違いを楽しもう

材料や価格(1個150円)は統一されていますが、お店ごとにちょっとした違いがあります。だからこそ「推しの一軒」を見つける楽しみがあるんです。
- 皮がパリッと香ばしいタイプ:香ばしさ重視の人に人気(例:「やす武」)
- あんこが主役タイプ:小豆の風味が濃厚で塩味の効いた味わい(例:「きくち」)
- バランス型の老舗:初めて食べる人でも食べやすい(例:「かさの家」)
焼きたてをその場で食べるのがやっぱり一番!お持ち帰りなら、トースターで軽く焼き直すと香ばしさが復活します。



まとめ
太宰府名物・梅ヶ枝餅には「元祖の店」はありません。けれども、どのお店も歴史を共有し、道真公の物語を受け継いでいます。参道を歩きながら食べ比べをして、お気に入りの一軒を見つけるのも旅の醍醐味ですよ。

